韓国 きょうのニュース(8月20日)

◇済州島全域に台風注意報・警報 強風と激しい雨の恐れ

 台風9号の接近に伴い、南部・済州島の済州地方気象庁は20日、島全域に台風注意報・警報を発令した。気象庁は台風の影響圏に入るこの日午後から夜の間に突風と、1時間当たり30~50ミリ程度の雷を伴った激しい雨が降ると予想した。また、済州空港を発着する一部の便に遅れが出ている。

◇ソウルで史上初の「1カ月連続熱帯夜」

 気象庁は20日、ソウルで7月21日から30日連続の熱帯夜となったと発表した。30日連続での熱帯夜は観測史上初めてで、今月末まで熱帯夜が続く見通しという。台風9号の影響で21~22日に雨が降って一時的に気温が下がるものの、23日から月末まで再び猛暑と熱帯夜が続くと予想される。また仁川は28日連続、釜山は26日連続の熱帯夜を記録し、過去最長を更新している。

◇ソウル9人死亡事故の原因は「ペダル踏み間違い」 運転手を起訴

 ソウル中央地検は20日、市内中心部の地下鉄市庁駅近くの交差点で車が歩道に突っ込み歩行者ら9人が死亡した事故について、運転していた60代の男を交通事故処理特例法違反(致死・致傷)の罪で起訴した。検察は専任の捜査チームを構成して事故原因を調査した結果、車両の欠陥による急発進ではなく、男がアクセルを誤って踏んだことで事故が発生したと結論付けた

◇北朝鮮軍人1人が亡命 韓国北東部の軍事境界線越え

 北朝鮮の軍人1人が20日未明、韓国北東部の江原道・高城地域の軍境界線(MDL)を越えて亡命したことが分かった。この軍人は高城の東海線付近の小道から徒歩で韓国陸軍第22師団の作戦地域に入った。軍服を着ており、階級は下士だという。軍当局はこの軍人を関係機関に引き渡し、韓国に渡った経緯などを調査している。

◇保健福祉相 年金制度の構造改革案「9月初めに提示」

 曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は20日、国会保健福祉委員会全体会議で「基礎年金・退職年金(企業年金)を含む年金構造改革の政府案を9月初めまでに提示する」と述べた。また構造改革は保険料率以外の年金改革のことであるとし、「大統領の公約である基礎年金の引き上げと関連して、いつどのように上げるか議論中であり、退職年金・個人年金をどのようにするかも雇用労働部や金融委員会と協議し政府案に盛り込む計画」と説明した。

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