佐渡金山視察した韓国野党議員 展示物が不十分と指摘

【ソウル聯合ニュース】世界文化遺産への登録が決まった新潟県の「佐渡島の金山」を視察した韓国の野党議員5人は19日、国会で記者会見を開き、韓国側が要求した朝鮮半島出身者の強制労働関連の展示物が不十分だと主張した。

 5人は15~17日、東京と佐渡島の金山を訪れた。

  野党「祖国革新党」の金峻亨(キム・ジュンヒョン)議員は会見で、「強制労働に関する展示空間の遺物というのは、事実関係も確認できない(朝鮮半島出身者が使ったという)弁当箱1点だけだった」として、「強制動員の内容が展示された相川郷土博物館の規模も小さく、朝鮮半島出身者関連の展示場は3階の隅にあった」と批判した。

 5人は▼朝鮮半島出身者の強制動員の真実明記▼強制動員の展示場所移転▼強制動員労働者の名簿公開――を要求するため、日本の外交当局関係者との面会を調整したが、実現しなかった。朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使に対し、日本の外交当局に要求事項を外交ルートで伝えるよう要請したという。

 金氏は「韓日の歴史戦争が日本の思惑通りに進められている中、韓国政府が事実上(日本側と)共謀している現実を国会で追及する」と述べた。

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