【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)や韓国観光公社などが15日までに公表した資料によると、今年上半期(1~6月)の旅行収支は64億8000万ドル(約9540億円)の赤字で、2018年に記録した78億3000万ドルに次ぐ赤字額だった。
今年上半期に訪韓外国人が韓国で消費した額は78億4000万ドルで、韓国人が海外で使った額は143億2000万ドルに達した。
上半期における旅行収支の赤字額は2018年の78億ドルから19年には57億ドルに減り、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年には29億ドルまで減少した。21年と22年は35億ドルを記録し、23年は58億ドルに増えた。
今年上半期に出国した韓国人は1402万人で、来韓外国人客は770万人だった。出国した韓国人の数は新型コロナ感染拡大前の19年上半期の93.4%まで回復し、来韓外国人客も91.3%まで回復した。ただ消費額は同じ時期に比べ韓国人が89.2%回復したのに対し、外国人客は75.4%にとどまった。
外国人の韓国旅行の形態が団体から個人に変わり、免税店でのショッピングよりグルメなどを楽しむ傾向が強まったためとみられている。
一方、日本メディアによると、日本の今年上半期の旅行収支は2兆5939億円で過去最大を記録した。上半期の訪日外国人客は1778万人で過去最高を記録。このうち韓国人は444万人で25.0%を占めた。