素手で戦うなら日本、武器を使わせたら韓国が最強…異色の「基準」で振り返るパリ五輪

 今回の五輪は国際情勢が荒れる中で開催された。「平和の祭典」と言われる五輪だが、自由主義陣営と権威主義陣営の間における新冷戦、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘などにより、五輪大会中も緊張状態が続いた。

 開幕1週目だった先月31日、ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏がイランの首都テヘランで暗殺され、全世界のイスラム圏国家が動揺した。パリではイスラエルの選手とイスラム圏国家出身選手の間で衝突が起きたりもした。イスラム圏国家の成績を見ると、ウズベキスタンに次いでイラン(金メダル3個)が良かった。トルコとイランの間にあるカスピ海沿岸国アゼルバイジャンは柔道だけで金メダル2個を獲得し、世界でムスリム(イスラム教徒)人口が最も多いインドネシアはスポーツクライミングと重量挙げで金メダル2個を手にした。

 戦争をしている国(内戦を含む)の中で最も良い成績を収めたのはウクライナだった。過去最小人数(100人)の選手団を送らざるを得なかったが、フェンシング・ボクシング・走り高跳びで金メダル3個を取った。五輪期間中、テロの脅威に苦しんだイスラエルは、ヨットで金メダルを手にした。昨年4月から政府軍と反政府勢力の衝突が絶えないエチオピアはマラソンで「強国」であることを証明した。マラソン男子では金メダル、女子では銀メダルを獲得した。

キム・ジウォン記者

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