【ソウル聯合ニュース】韓国の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は11日、「今回の(パリ)五輪での国民のエネルギーと心を集め、2度目のソウル五輪に向け、力強く進んでいく」とSNS(交流サイト)に投稿し、2036年夏季五輪の招致に向け、改めて意欲を表明した。
パリ五輪の開会式に参加した呉市長は「今回のパリ五輪の現場をみてみると、ソウルはよりうまくやれるとの自信ができた」とし、ソウルの競争力としてはインフラなどを挙げた。具体的には1988年のソウル五輪のインフラがそのまま残されていることや、ソウルのオリンピックスタジアム「蚕室総合運動場」が2031年までに改築工事を終え、スポーツ・MICE(国際会議や展示会)複合空間に生まれ変わるなどと説明。持続可能・低炭素・低コストの五輪がより重要になっていく流れから、ソウルは最適地と強調した。
36年の夏季五輪を巡ってはインドやエジプト、カタールなど関心を示している候補地が2桁に上るとされる。