【NEWSIS】テコンドー女子57キロ級の金宥珍(キム・ユジン)がパリ五輪で韓国に13個目の金メダルをもたらした。これにより、韓国はこれまでの五輪1大会当たりの金メダル数最多記録に並んだ。今回のパリ五輪に参加した韓国代表選手数は、1976年モントリオール五輪の50人以降で最も少ない143人だったが、この「少数精鋭」選手団で出した成果とあって、なおのこと意義深い記録と言える。残り三日間にテコンドー、重量挙げ、走り高跳び、近代五種などで金メダルを1個追加すれば、韓国は1948年ロンドン五輪に出場して以降、五輪1大会で取った金メダル数の最多記録を更新することになる。
【Photo】表彰台で一緒に自撮りする韓国と北朝鮮の女子ボクシング選手
9日午前(韓国時間)の時点で、韓国は金メダル13個、銀メダル8個、銅メダル7個と、総合順位6位につけている。
今回の五輪のメダル総数は28個で、2016年リオデジャネイロ五輪(21個・8位)、2020年(2021年開催)東京五輪(20個・16位)を上回った。
当初、大韓体育会は今大会の目標を「金メダル5個・総合順位15位」と設定していた。1976年モントリオール五輪以降で代表選手団の人数が最も少なかったからだ。
ところが、そうした予想とは裏腹に、獲得メダル数はどんどん伸びていった。
世界最強のアーチェリー韓国代表たちが金メダル5個を獲得して、「全種目制覇」という歴史の新たな1ページを書き加えたほか、射撃では想定外の金メダル3個を手にした。「メダル貢献種目」のフェンシングでは金メダルを2個取り、安洗塋(アン・セヨン)が28年ぶりにバドミントン女子シングルスのトップに立つなど、金メダルラッシュが続いた。
大会閉幕まであと三日という状況でも、韓国はメダルの追加が期待されている。韓国代表選手団は、金メダル13個・銀メダル9個・銅メダル8個で総合5位となった2012年ロンドン五輪を上回る「過去最多金メダル」に挑む。
9日には徐健旴(ソ・ゴヌ)がテコンドー男子80キロ級に出場する。女子67キロ超級では2020年東京五輪銀メダリストの李多嬪(イ・ダビン)が10日に金メダルを目指して対戦する。
東京五輪スポーツクライミング女子決勝で8位に終わった徐采鉉(ソ・チェヒョン)は今大会で韓国史上初メダルを狙う。2大会連続で五輪メダルに挑む近代五種の全雄太(チョン・ウンテ)も史上初の金メダルがかかっている。
申裕斌(シン・ユビン)、李恩恵(イ・ウンヘ)、田志希(チョン・ジヒ)からなる卓球女子団体韓国代表は10日にドイツと3位決定戦を行う。
大会最終日の11日には禹相赫(ウ・サンヒョク)が陸上男子走り高跳び決勝に出場し、韓国陸上トラック・フィールド初の五輪メダルに挑む。同日、「ポスト張美蘭(チャン・ミラン)」と呼ばれている朴恵正(パク・ヘジョン)は重量挙げ女子81キロ超級でメダル獲得を狙う。
パク・ウニョン記者