尹大統領 夏休み最終日は軍本部訪問=安保体制を点検

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9日、軍の安全保障体制を点検して5日間の夏休みを終えた。大統領室のチョン・ヘジョン報道官が伝えた。

 尹大統領はこの日午前、韓国の陸・海・空軍の本部がある忠清南道の鶏竜台で今月開かれる韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(自由の盾、UFS)」の準備状況を点検し、「安保が経済であり、経済的繁栄が自由を保障する」と述べた。

 尹大統領は「われわれは世界で最も非理性的な北の脅威に直面している」とし「強力な安保体制だけがわれわれの自由と繁栄を守ることができ、敵の善意に頼っては絶対に平和を守ることはできない」と強調した。

 また、北朝鮮が核による先制攻撃を法制化し、韓国側に向けて全地球測位システム(GPS)の妨害電波を発信し、ごみをぶら下げた風船を飛ばすなど虎視眈々(たんたん)と韓国を狙っているとし、軍関係者らに確固たる体制を整えるよう指示した。

 UFSについては、「今回の演習が準備体制をさらに強化する機会になるよう全軍が一丸となって準備してほしい」と要請した。

 尹大統領はまた、「わが軍を全面的に信頼し、国軍統帥権者として将兵が任務に専念できる環境づくりに最善を尽くす」と述べた。

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