【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は7日、趙兌烈(チョ・テヨル)同部長官が同日、フィリピンのマナロ外相と会談し、今年中に両国関係を格上げするために緊密に協力することで合意したと発表した。
趙氏は会談の冒頭、「今後数カ月以内に韓国とフィリピン間の戦略的パートナーシップを樹立し、(両国関係の)新たなチャプターを開くために協力する」と述べた。
マナロ氏も「両国間の戦略的パートナーシップ樹立についての共同宣言の完成に向けた相当な進展を共に確認することができてうれしい」と応じた。
フィリピンは東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国として初めて韓国と外交関係を樹立し、朝鮮戦争にアジアの国として最大規模の7420人を派兵。両国は「戦略的パートナー関係」への格上げを推進してきた。
両氏はまた、両国間の海洋協力プラットフォームと位置付けられる「韓国・フィリピン海洋対話」の第3回会合を韓国・仁川で今年11月に開催することで合意した。
趙氏は、両国が域内の平和と繁栄のために戦略的意思疎通と協力を強化しなければならないと強調。フィリピンの防衛力増強事業に韓国企業が引き続き参加し、原発開発において韓国が最適のパートナーになることを希望した。
さらに、コメ不足に苦しむフィリピンのためにコメの供与や生産性向上のための支援を推進すると表明した。マナロ氏は謝意を表し、韓国農業機械産業団地の設立を積極的に支援すると答えた。