18世紀に建てられたスペインの教会にある彫像が、でたらめに復元され、現地で論争が起きている。
「ガーディアン」など外信が6日に報じたところによると、1725年に建てられたスペインの教会にある天使の彫像が、きちんとした調査も研究もないままでたらめに行われた復元作業のせいで、むしろ毀損(きそん)されるという事件が起きた。
復元された天使の彫像を見ると、白い顔に赤い唇だけをやたらと目立たせ、目鼻立ちは全体的につぶれている。でたらめな復元作業で、地域の文化遺産に挙げられていた天使の彫像が粗雑な代物に変わってしまったのだ。
現地スペインのメディアは「天使の彫像が、まるでカリカチュアのように変わった」と批判した。
スペインの復元および保存の専門家協会は、この事例は地方自治体に専門的な復元および保存の専門家チームが必要だということを示している、とコメントした。
その上で「これは専門家が遂行しない復元作業によって起きた文化遺産に対する攻撃」だと述べた。
キム・ミョンイル記者