集団で薬物・性行為に及んだ韓国名門大インカレを摘発【独自】

 A容疑者は昨年12月のクリスマスごろ、ホテルで交際相手の女と麻薬を使用し、暴行に及んだとして現行犯逮捕された。それに先立ち、同年4月には交際相手の女が他の男性会員と交際したという理由でワインボトルで数回暴行を加え、性行為の場面を撮影して脅迫した性暴力処罰法違反の容疑も持たれている。会員らは検察に対し、「A容疑者は麻薬使用場面を撮影して後日脅迫したり、小規模に会員を分け、情報共有を遮断したりする手口で組織を掌握していた」と供述した。

 会員の中には名門大の学生だけでなく、医学部や薬学部、法学専門大学院などの受験生も多数含まれているという。サークルはソウル市九老区のマンションを賃借し、「○○ハウス」という名称で事実上の「麻薬アジト」を運営し、法的問題に対応するために顧問弁護士も雇っていたという。

 検察はサークルが会長団、企画部、人事部、デザイン部、会計部、広報部などの組織をつくり、役割を分配していた点、オリエンテーションなどの行事を開き、一種の規律を設けていた点などから、犯罪団体組織容疑を適用できるか検討している。事件の容疑者らは麻薬捜査への対応方法を教えるソーシャルメディアのチャンネルに登録し、携帯電話に保存したデータの永久削除方法、毛髪の染色・脱色方法、取り調べでの想定問答などの情報を共有していた。検察関係者は「大規模な麻薬組織が大学街まで魔の手を伸ばしている」と指摘した。

 一方、昨年10月には弘益大、建国大、嘉泉大などで「インスピレーションが必要か」となどという文句入りの麻薬宣伝チラシが配られたが、背後に麻薬流通組織が関与していることが判明した。

パク・チョンフン記者、カン・ジウン記者、キム・ドヨン記者

【動画】路上で踊り狂う韓国名門大インカレのメンバーたち

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