【ソウル聯合ニュース】6日の韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)は大幅に反発して始まった。前日比91.79ポイント(3.76%)高の2533.34で寄り付き、午前9時28分現在は109.03ポイント(4.47%)高の2550.58となっている。
KOSPIの前日の終値は前営業日比234.64ポイント(8.77%)安の2441.55で、1日の下落幅としては過去最大を記録した。
新興企業向け株式市場コスダックの指数も前日に11.3%安と急落したが、この日は37.39ポイント(5.41%)高の728.67と700台を回復している。
KOSPIとコスダックはいずれも取引開始と同時に急反発し、午前9時6分に買い呼び値の効力を5分間停止する「サイドカー」が発動された。
KOSPIで買いに関するサイドカーが発動されたのは2020年6月16日以来4年2カ月ぶりで、コスダックでは昨年11月16日以来9カ月ぶり。
前日にKOSPIとコスダックの暴落で売りに関するサイドカーと取引を一定時間停止する「サーキットブレーカー」が相次いで発動されたのとは対照的な動きとなった。
この日の反発は、韓国株が「売られ過ぎ」の状態に入ったという判断により、投資家の買いが集中した結果と分析される。
キウム証券の研究員は「前日の過度な下落の分、テクニカルな反発はあり得る」とした上で、米国の経済指標、米連邦準備理事会(FRB)の対応、円の対ドルレートなどの要因に注目する必要があると説明した。