韓国 きょうのニュース(8月5日)

◇韓国総合株価指数が8.77%安 終値で過去最大の下げ幅

 週明け5日の韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)は急落した。終値は前営業日比234.64ポイント(8.77%)安の2441.55で、1日の下落幅としては過去最大となった。KOSPIはこの日、前営業日比64.89ポイント(2.42%)安の2611.30で寄り付いた後、午前11時ごろにKOSP先物が5%以上急落したため売り呼び値の効力を5分間停止する「サイドカー」が発動された。午後2時14分ごろには下落率が8%を超えたため、取引を20分間停止する「サーキットブレーカー」が発動されるなど、市場は大荒れとなった。韓国の証券市場でサーキットブレーカーが発動されたのは、2020年3月19日以来4年5カ月ぶり。

◇週末に熱中症疑いで5人死亡 今年の死者は計13人に

 疾病管理庁と各地域の消防本部によると、週末の3日から4日にかけ、猛暑による熱中症が原因と推定される死者は5人だった。今年に入り熱中症によるとみられる死者は13人に増えた。救命救急室がある全国約500カ所の医療機関で運営中の熱中症監視システムによると、運営が始まった5月20日から今月3日までの熱中症患者(死者を含む)の数は1546人で、前年同期に比べ10人多い。65歳以上が31.4%(485人)を占めた。

◇外国人家事代行テスト事業 あすフィリピンから100人入国

 ソウル市と政府が少子化対策の一環として推進する「外国人家事管理士」のテスト事業に参加するフィリピン人100人が6日、韓国に入国する。参加者は4週間の研修を受けた後、来月3日からソウル市内の家庭で家事代行に従事する。ソウル市と政府は、高齢化などによる韓国人家事労働者の減少や人件費の上昇などで育児の負担が高まっていることを受け、外国人家事管理士の導入を進めてきた。テスト事業に参加する外国人が韓国に入国するのは今回が初めて。

◇金正恩氏「早期に向上した核戦力備える」 250台のミサイル発射台配備へ

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は4日、新型戦術弾道ミサイル兵器システムの引き渡し式で演説し、「なるべく早いうちに核脅威を抑止し、自らを防衛できるより向上した水準の核戦力体制を備える」と述べた。朝鮮中央通信が5日に伝えた。金氏はミサイル発射台250台が国境付近の部隊に引き渡されたとして、「戦術核の実用的な側面からも効果性を向上させた」と強調した。朝鮮中央通信が公開した写真を見ると、引き渡された兵器システムは近距離弾道ミサイル(CRBM)「火星11ラ」の発射台とみられる。発射台は南北軍事境界線付近に実戦配備されると予想される。

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