7月の消費者物価上昇率2.6% 石油類は1年9カ月ぶり高水準=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、7月の消費者物価指数は前年同月比2.6%上昇した。上昇率は1月の2.8%から2~3月に3.1%に上がったが、4月(2.9%)からは2%台を維持している。

 農畜水産物の物価は先月も5.5%上がり、物価全体の上昇をけん引した。リンゴ(39.6%上昇)やナシ(154.6%上昇)など果物価格の高止まりが続いている。

 石油類の物価上昇率も8.4%と、2022年10月(10.3%上昇)以来1年9カ月ぶりの高水準を記録した。原油価格の上昇と、ガソリンや軽油に課される「油類税」の引き下げ率が一部縮小された影響と分析される。

 変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は前年同月比2.1%上昇。経済協力開発機構(OECD)が各国の比較に用いるコア指数(農産物とエネルギーを除く)は2.2%上がった。

 生活実感に近い生活物価指数の上昇率は3.0%だった。食品が3.4%、食品以外は2.7%上昇した。

 生鮮食品の指数は前年同月比7.7%上昇した。魚介類(マイナス1.0%)と野菜(マイナス1.7%)が下落したのに対し、果物は21.3%上昇した。 

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