佐渡金山展示 朝鮮半島出身者の「強制性」巡る協議は行わない方針=韓国外交部

【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は1日、世界文化遺産への登録が決まった新潟県の「佐渡島の金山」の朝鮮半島出身者の労働者に関する展示に「強制性」が示されていないとの指摘について、日本側と展示の内容に関する協議は行わない方針を示した。

 外交部の李在雄(イ・ジェウン)報道官は7月30日の定例会見で、「(展示の)内容を見て補完する部分があるか、追加で日本と協議する事案があるか確認する」と述べていた。

 韓国と日本は佐渡島の金山の世界遺産登録を巡って長期間にわたり交渉を行い、佐渡市が運営する相川郷土博物館で強制労働に関する展示を行うことで合意。展示は7月28日に始まった。

 展示では朝鮮半島出身者の強制労働に関し、朝鮮半島で「募集」「官あっせん」「徴用」が導入され、朝鮮総督府が関与したことが明記された。ただ、「強制」が含まれた用語は使われておらず、強制労働があったことが示されていないとの指摘が出ている。

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