射撃：「女子高生スナイパー」パン・ヒョジン、エアライフルで五輪新記録　パリ五輪

　【NEWSIS】「女子高生スナイパー」パン・ヒョジン（16）＝大邱体育高校＝が28日（現地時間）、フランス・シャトールーの射撃センターで行われた2024年パリ五輪射撃女子エアライフル本選で五輪新記録を打ち立て、全体1位で決勝に進んだ。

【Photo】エアライフルで五輪新記録を打ち立てた16歳の女子高生パン・ヒョジン

　パン・ヒョジンは全60発（1発当たり満点10.9点）を撃つ本選で634.5点を取り、順位表の最上段に浮上、これまでの五輪記録（632.9点）を1.6点上回った。このため、29日に行われる決勝戦でメダルの可能性が高まった。

　パン・ヒョジンは中学2年生だった2021年、射撃選手だった友人の勧めで競技を始めた。そして、競技開始から3年で韓国代表選抜戦を1位で通過してパリ五輪に出場し、五輪新記録まで打ち立てた。1992年バルセロナ五輪で金メダルを獲得したヨ・ガプスンと2000年シドニー五輪で銀メダルを獲得したカン・チョヒョンに続き、高校生で五輪メダルを取ろうと心に決めている。パン・ヒョジンは今年6月の国際射撃連盟（ISSF）ワールドカップ（W杯）独ミュンヘン大会で銀メダルを獲得して、勢いに乗っている。

　この前日、パク・ハジュン（24）と混合エアライフルで銀メダルを取った「ママ・スナイパー」クム・ジヒョン（24）＝京畿道庁＝は本選9位（630.9点）にとどまり、上位8人が進出する決選に進めなかった。

フランス・シャトールー＝キム・ヨンジュン記者