今回のパリ・オリンピックは開幕直後から韓国に対する差別問題で騒がしくなっている。開会式では大韓民国を北朝鮮と紹介し、インスタグラムなどSNS(交流サイト)の公式アカウントで大韓民国だけがぼやけた写真が使われたことも物議を醸している。
【Photo】顔は見えず国旗はボケボケの韓国選手団入場写真…一方で日本と米国の写真は鮮明
複数の掲示板などでは27日「オリンピックの公式インスタグラムに掲載された選手団と各国の国旗」「韓国の写真はわずか1枚、米国や日本は複数」「またも韓国に対する差別が問題に」など複数のスレッドが立った。
これらのスレッドには26日(現地時間)の開会式当日のパリ五輪公式インスタグラムの写真が掲載されている。開会式では各国選手団がボートに乗りパリのセーヌ川を航行したが、その際選手たちは自国の国旗を広げながらパリ市民にあいさつした。組織委員会は「パリにようこそ。光の都市に全世界の選手たちが到着しました」と紹介した。
問題となったのは大韓民国を紹介する写真だけが他国の写真に比べて画質が明らかに悪かったことだ。他国を紹介する写真では選手たちの表情や国旗が鮮明に写っていたが、大韓民国の写真には選手たちの顔は一人も写っておらず、しかも太極旗(韓国の国旗)もぼやけていた。写真のフォーカスは韓国選手たちではなくセーヌ川の橋の上で見物していた観光客に合わせられていた。
インスタグラムの公式アカウントに掲載された各国選手たちの写真の中で、国旗や選手の姿がぼやけていたのは大韓民国選手団だけだった。これについてネットでは「また差別待遇を受けた」「なぜ大韓民国だけがこうなる」などの批判コメントが殺到した。中には米国選手団と日本選手団の写真が3枚ずつ掲載されていたことを指摘するコメントもあった。
インスタグラムの公式アカウントにも韓国を紹介するやり方に対して韓国から抗議コメントが相次いだ。例えば「韓国だけがぼやけた写真。韓国もきれいな写真を掲載しろ」「なぜ大韓民国だけが焦点の合わないぼやけた写真が掲載されたのか?? また大韓民国が開会式で入場する時になぜ北朝鮮と紹介したのか??」「BTS(防弾少年団)のジンが聖火ランナーになったのに、韓国の勇士たちは無視した」「あまりに不快」などのコメントが相次いだ。
キム・カヨン記者