【TV朝鮮】(アンカー)
韓国の警察が文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の配偶者・金正淑(キム・ジョンスク)夫人の洋服代疑惑に関して、捜査を加速化させています。「金正淑夫人の洋服代に青瓦台(大統領府)特殊活動費が使われた」と市民団体が告発したのは2年前のことでした。警察はこのほど、金正淑夫人側がよく利用していたというソウル・江南の有名衣装室の関係者を召喚し、数十着の服を現金数千万ウォン(数百万円)で買っていったという陳述を確保しました。アン・ヘリ記者が独自取材しました。
【Photo】文大統領時代に高価な衣装がたびたび話題になった金正淑夫人
(記者リポート)
文在寅政権時、金正淑夫人はシャネルをはじめとする高価な服を着て、論争を招きました。
金正淑夫人はソウル・江南の有名デザイナーが経営する衣装室の服も好んで着ていたということです。
警察はこのほど、この衣装室から金正淑夫人の購入明細の提出を受け、関係者を参考人として召喚しました。
(衣装室の関係者)
「私たちはここで(金正淑夫人側の関係者たちを)ご案内しただけです。その方たちがいらっしゃった時…」
警察は衣装室関係者から「金正淑夫人側が服を数十着購入し、数千万ウォンをほとんど現金で払った」という陳述を確保しました。
服を買う時に使った現金は、韓国造幣公社から発行されたばかりの新札で、韓国銀行の帯封が付いている「官封券」とされています。
(金融関係者)
「一般の人は見ることさえできない、そういうお金だと思っていただいていいものです」
ある市民団体が2022年、「金正淑夫人は高価な服や装身具に青瓦台特殊活動費を使った」として、国庫損失などの疑惑で警察に告発していました。
警察は、金正淑夫人側が衣装室に支払った現金の出どころを確認する方針です。TV朝鮮、アン・ヘリがお伝えしました。
(2024年7月24日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)