【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が韓国に向けて飛ばしたごみなどをぶら下げた風船と落下物が２４日、ソウルの各地で発見された。
警察によると、同日午後０時までにソウル警察庁管内だけで約２００件の通報が寄せられた。
落下物による人的被害はないが、一部で軽微な財産的被害が発生した。
風船とその中身は京仁線の列車の屋根や国会図書館、国立貞洞劇場の周辺などで見つかった。竜山の大統領室庁舎と国防部庁舎の敷地内にも落下した。
警察と軍当局は通報を受けて出動し、風船を回収した。検査の結果、化学物質は検出されなかった。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日午前６～７時ごろから風船を飛ばした。今年５月２８日から風船を散布しており、今回が１０回目だ。