5人を選出する最高委員予備選では、候補8人のうちチョン・ボンジュ候補が得票率21.67%で1位に立った。次いで金炳周(キム・ビョンジュ)候補(16.17%)、全賢姫(チョン・ヒョンヒ)候補(13.76%)、金民錫(キム・ミンソク)候補(12.59%)、李彦周(イ・オンジュ)候補(12.29%)、韓俊鎬(ハン・ジュンホ)候補(10.41%)、姜仙祐(カン・ソンウ)候補(6.99%)、閔炯培(ミン・ヒョンベ)候補(6.13%)の順だった。
最高委員候補らはいずれも「親・李在明」をアピールして与党との激しい闘争を主張した。こうした中、李在明候補が合同演説会の初日、5位にとどまった金民錫候補を巡り「なぜ票がこんなに伸びないのか」と述べた動画が拡散され、民主党支持者の間では「李候補が本当に望んでいる最高委員候補は誰なのか」との声が上がった。
■「曺国一人のための政党なのか」との指摘も
祖国革新党は20日、京畿道の水原コンベンションセンターで全党大会を開き、曺国候補を新たな党代表に選出した。党代表選挙にただ1人立候補した曺代表は、この日の賛成投票で3万2094人のうち賛成票が3万2051票(99.9%)に上った。反対は43票だった。
曺代表は受諾演説で「恐れることなく『尹錫悦と金建希(キム・ゴンヒ)の川』を渡ろう」として「酒に酔った船長を引きずり下ろさなければならない。弾劾と退陣に必要なあらゆる措置を準備する」と訴えた。また「現行20席となっている院内交渉団体(院内会派)基準を緩和し、党を交渉団体にして一党独占体制の地域政治で競争を起こしたい」として「大統領の4年重任制などの改憲を推進し、国民生活を最優先とする国を建設したい」と述べた。今年の総選挙で公認候補を比例代表に絞った祖国革新党は、議席数が12議席だ。曺代表が事実上の「推戴」という形で党代表を続投することを巡り、政界では「『曺国1人のための政党』と言われるほど曺代表への依存度が高い政党であることが確認された」とささやかれている。
キム・ギョンピル記者、キム・サンユン記者