【ソウル聯合ニュース】韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官、米国のオースティン国防長官、日本の木原稔防衛相が28日に東京の防衛省で会談し、3カ国の安全保障協力の制度化や北朝鮮の核・ミサイルへの対応策などについて話し合う。韓国国防部が22日、発表した。
会談では北朝鮮の核・ミサイル脅威や地域の安保情勢を評価し、対応策を協議する一方、韓米日安保協力の強化や制度化策などについて意見交換する。
3氏は先月シンガポールでアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせて開催した会談で、韓米日国防相会談を持ち回りで開くことに合意。3カ国の安保協力が政治などの外部要因で動揺しないよう制度化するための文書「韓米日安全保障協力体系」を年内に作成する案にも合意していた。申氏は先ごろ、今年下半期中に同文書に署名する予定だと言及しており、今回の会談を機に文書作成と署名まで行われるか注目される。
シャングリラ会合などの国際会議に合わせ、韓米日の国防相会談が開かれる例はこれまでにもあったが、3カ国のいずれかで単独で開かれるのは今回が初めて。国防部の関係者は「これまでのような多国間会議のサイドイベントではなく、一つの独自イベントとして位置づけられたと見れば良い」と説明した。
東京では韓米、韓日の2国間会談も開かれる予定だ。韓国の国防部長官が日本の防衛省を訪問するのは、2009年以来。