韓中日首脳会談は「2国間関係改善の機会」 三国協力事務局長

【ソウル聯合ニュース】韓中日三国協力事務局(TCS)の李煕燮(イ・ヒソプ)事務局長は21日、中国外交専門誌のインタビューで韓中日首脳会談について「不安定な2国間関係を改善するモメンタム(勢い)をつくる良い機会になる」と強調した。

 李氏は「健全な2国間関係が3カ国関係の土台となるが、3カ国首脳会談を通じて首脳同士が会い、2国間関係を解くことができる」と語った。

 また、韓国、中国、日本の国民間の相互信頼度と好感度が現在は20%台に低下しているとして、若者の交流や文化・人的交流、自治体交流を拡大して相互の信頼を醸成していくべきだと指摘した。3カ国の間には歴史問題をはじめ安全保障問題、北朝鮮の核問題などがあり容易ではないが、時間がかかっても信頼のすそ野を広げていく必要があると強調した。

 5月にソウルで4年半ぶりに開かれた韓中日首脳会談では北朝鮮核問題を巡って相違があらわになったものの、「北と中国、ロシア(の協力)の話が多く出ている中、中国が韓中日首脳会談を共にしたことは、いかなる形であれ朝鮮半島周辺情勢の安定化に役立った」と評価した。

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