韓国 きょうのニュース(7月17日)

◇首都圏など 今夜から再び大雨に

 首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)と忠清北道北部では、17日夜から18日午前にかけて1時間に30~60ミリ、多いところで70ミリの大雨が降ると予想される。19日までに首都圏と黄海5島、忠清道ではさらに80~150ミリの雨が降る見通しだ。首都圏と忠清道では多いところで200ミリ以上の雨が降る恐れもある。既に大雨が降った地域にさらに激しい雨が降ると予想され、気象庁は被害への備えを強調した。

◇研修医1万人が辞職扱いに 病院の通告にも回答なし

 大学医学部の定員を増やす政府の方針に反発し、研修医が辞表を提出して一斉に職場を離脱した問題で、病院側は約1万人の研修医について辞職手続きを進めている。下半期の研修医を募集するためには17日までに手続きを終えて欠員規模を確定し、政府に報告しなければならないためだ。ソウル大病院は前日、研修医に「辞職に関する合意書」を送り、回答がなければ今月15日付で辞職扱いとすると通告した。午後6時までの返信を求めたが、回答した研修医はほとんどいなかったという。

◇検察がカカオ創業者の逮捕状請求 SMエンタ買収巡る株価操作容疑

 ソウル南部地検は17日、大手芸能事務所SMエンタテインメントの経営権を巡り、インターネット大手カカオが総合エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)による買収を妨げる目的で株価を不正に操作したとしてカカオの創業者、金範洙(キム・ボムス)経営刷新委員長の逮捕状を請求したと発表した。検察によると、金氏は昨年2月、SMエンタの経営権を巡り対立するHYBEの株式公開買い付け(TOB)を妨害するため、SMエンタの株価をつり上げてHYBEが提示した買収価格を上回るよう操作した疑いが持たれている。 

◇北朝鮮が「木の葉地雷」 与正氏予告の対抗措置か

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が北朝鮮体制を非難するビラの散布に対し「新たな対抗措置」を取ると予告したことについて、韓国軍は大雨を利用して地雷を韓国に流す恐れがあるとして注意を呼びかけた。木の葉の形に偽装した「木の葉地雷」を埋設する動きが捉えられたという。合同参謀本部の関係者は、この地雷は肉眼では見分けがつきにくいとして、大雨の後に水辺に残っている可能性があるため注意が必要だと述べた。

◇歌手の故ヒョンチョルさん 告別式は「大韓民国歌手葬」に

 15日に82歳で亡くなったトロット(韓国の演歌)歌手のヒョンチョルさんの告別式が、「大韓民国歌手葬」として執り行われることが分かった。遺族によると、告別式は18日午前7時半から営まれる。出棺は午前8時半。葬儀場にはソル・ウンドさんやチャン・ユンジョンさんなどの後輩歌手をはじめとする弔問客が続々と訪れ、SNS(交流サイト)にも故人をしのぶ投稿が相次いだ。

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