【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が16日に公表した今年5月時点の調査結果によると、各学校などを卒業した若者が初めて就職するまでの期間が過去最長の平均11.5カ月に伸びた。
また未就業者の5人に1人は、3年以上就職していないことが分かった。働いていない人のうち、就職のための準備をしている若者の割合は3年連続で下落した一方で、一般企業を希望する割合が公務員希望の割合を初めて上回った。
◇初就職まで平均11.5ヵ月 3年以上未就業24万人
就職を希望する15~29歳の若者が初めて就職するまでにかかった期間は平均で11.5カ月だった。前年より1.1カ月伸び、2004年の統計開始以来、最長となった。
47.7%は最初の就職先を見つけるのに3カ月もかからなかったが、30.0%は1年以上かかった。3年以上かかった人の割合は前年の8.4%から9.7%へと増えた。
学歴別に見ると、高卒以下は1年5.6カ月で前年より2.8カ月伸びた。大卒以上は8.2カ月から8.3カ月に伸びた。
5月時点での未就職卒業者は129万人で、前年より約2万9000人増えた。未就職の期間は6カ月未満が52万5000人で40.7%を記録し、3年以上就職していない人は23万8000人で、前年(21万8000人)より2万人増えた。割合も17.3%から18.5%に増えた。
働いていない若者のうち、就職試験などを準備している人は56万5000人で、前年より6万9000人減った。3年連続での減少となった。
このうち一般企業を希望する人が前年より2.4ポイント増えた29.7%を記録し、最も多かった。統計開始後、初めて公務員希望(23.2%)を上回った。