職場復帰の研修医わずか44人増 大半は政府期限までに「無回答」=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国で研修医らが大学医学部の定員を増やす政府方針に反発し、辞表を提出して一斉に職場を離脱した問題で、政府が各病院を通じ復帰するか辞職するかの意思表示を15日までに示すよう呼び掛けていたものの、復帰した研修医はわずかでほとんどが無回答だった。保健福祉部が16日、明らかにした。

 曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官も同日開かれた国会保健福祉委員会の全体会議で、15日に回答の期限を迎え、17日に報告を受けることになっているとし、「正確な数字は言えないが、復帰すると回答した研修医はそれほど多くないようだ」と述べた。

 同部によると、15日正午時点での211病院の研修医の出勤率は8.4%(1万3756人中1155人)にとどまった。出勤者は今月12日(1111人)より44人増えた。

 各病院は政府の要請に従い、17日までに未復帰の研修医の辞職手続きを終え、欠員数を確定して保健福祉部長官直属の委員会に提出しなければならない。

 政府は今月22日から始まる下半期の研修医募集の日程を支障なく進める方針だ。

 政府はまた、大統領直属の医療改革特別委員会を通じて、医療改革案の細部について引き続き議論していく計画だ。

 曺氏は「政府は開かれた姿勢で議論に臨む」とし「研修医をはじめとする医療界は医療改革特別委員会に参加し、共に議論してほしい」と述べた。

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