上半期の自動車輸出 2年連続で過去最高更新=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部が16日発表した6月の自動車産業動向によると、今年上半期(1~6月)の自動車輸出額は前年同期比3.8%増の370億1000万ドル(約5兆8700億円)で、過去最高を更新した。従来の上半期の最高記録は23年の356億5000万ドルだったが、1年で塗り替えた。電気自動車(EV)の需要低迷、物価高による実質所得減少などの悪条件の中でハイブリッド車の需要が拡大し、北米への輸出が活気を帯びたことで過去最高を更新した。

 地域別では、北米向けが25.9%増の217億2000万ドルで全体をけん引した。しかし、欧州向けは22.7%減の66億9000万ドル、アジア向けは11.2%減の26億7000万ドル、中東向けは17.7%減の24億5000万ドルで前年同期より減少した。

 エコカーの輸出額は121億9000万ドルで2.1%減少した。輸出台数は0.4%減の38万台だった。

 ハイブリッド車の輸出台数が20万4000台で26.2%増加し、エコカー全体の輸出をけん引した。EVとプラグインハイブリッド車(PHEV)はそれぞれ2万9000台で、19.0%減、24.8%減となった。

 上半期の自動車生産台数は2.4%減の214万5000台だった。蔚山市、京畿道華城市にある完成車メーカーの主要工場が月平均35万台以上の生産台数を維持している。同部は、京畿道光明市にある起亜の工場のEV工場への転換工事が終わり、今月から稼働を本格化するとし、輸出に活力を与えると期待している。

 国内販売台数は80万台で10.7%減少した。国産車が12.1%減の66万8000台、輸入車が2.6%減の13万1000台。エコカーは29万9000台で13.1%増加した。

 一方、6月の自動車輸出額は62億ドルで前年同月比3.8%増加した。旧正月連休があった今年2月を除き、昨年11月から月60億ドルを超え、好調が続いている。

 同部関係者は「今年は自動車と自動車部品の輸出額1000億ドル達成を目標に主要輸出国との通商ネットワークを強化している。最近のコンテナ船の運賃上昇による自動車業界の困難などを積極的に解消していく」と述べた。

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