丸めたマットに入れて10分放置、4歳男児が心肺停止…テコンドー道場長を拘束 /京畿道楊州

指導中にマットに逆さまに入れる

館長「いたずらだった」と容疑を否認

 京畿道楊州市内のあるテコンドー道場で4歳の男の子を心肺停止の状態にした30代の館長が14日に身柄を拘束された。議政府地方裁判所は同日「証拠隠滅と逃亡の恐れがある」との理由で逮捕状を出した。

 京畿北部警察署などによると、事件は今月12日午後7時20分ごろ、京畿道楊州市徳渓洞にあるテコンドー道場で起こった。館長は幼児部の指導中、巻いた状態で建ててあったマットの中に男の子を逆さまの状態で入れ、10分以上そのまま放置したという。男の子は息をしなくなったため、館長は同じ建物の下の階の耳鼻咽喉科クリニックに連れて行き、医師が救命措置を施すと同時に119番通報を行った。議政府市内の病院に搬送された男の子は現時点で意識を回復していないという。

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 警察は現場にいた目撃者の証言などから、館長が男の子を虐待した可能性があると判断し、館長を緊急逮捕した。警察は館長が男の子を病院に連れて行った後、自らの犯行の様子が撮影された道場の防犯カメラ映像を削除したことも確認した。館長は「いたずらだった」として児童虐待の容疑を否認しているという。

 警察は以前も館長が男の子を虐待したとする目撃者の証言に基づいて捜査を進めている。ただし館長に児童虐待などの前科はない。

楊州=キム・ヒョンス記者

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  • ▲自らが運営するテコンドー道場で4歳の男の子を心肺停止の状態にした館長が14日午後、京畿道議政府地方裁判所で開かれた拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)に出席した。写真は裁判所に向かう館長。/news1

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