韓国 きょうのニュース(7月12日)

◇政府 防衛白書の独島領有権主張に「撤回」求める

 政府は12日、日本政府が2024年版防衛白書で独島を日本の領土と記述したことを受け、即刻撤回を求めた。外交部は報道官論評を出し、「歴史的、地理的、国際法的に明白なわが固有の領土である独島に対する不当な領有権主張を繰り返したことに強く抗議する」とした。また、こうした不当な主張を繰り返すことが未来志向の韓日関係構築に何の役にも立たないことを明確に自覚すべきだと警告した。

◇朝鮮半島で平時も米核資産運用へ 韓米が指針採択  

 国防部は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領が11日(現地時間)、米ワシントンで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて実施した個別会談で、韓米同盟関係を従来の通常戦力中心から核戦力基盤へと格上げし、朝鮮半島での米核資産の運用を平時も行うことなどを盛り込んだ「韓米朝鮮半島核抑止核作戦指針」を採択したと発表した。これにより、朝鮮半島有事を想定した韓米連合作戦計画に米国の核戦力、韓米核・通常戦力の統合を反映した新たな作戦計画が策定される可能性があるとの分析が出ている。

◇尹大統領 大雨被災地を特別災害地域指定へ

 尹錫悦大統領は、先ごろの集中豪雨で大きな被害を受けた地域を特別災害地域に指定するなど、積極的な支援策を検討するよう指示した。また、来週以降も大雨が予想されていることから、事前の備えに万全を期すよう求めた。尹大統領は、11日にも集中豪雨の被災地の復旧や被災者の支援に総力を挙げるよう各官庁に指示している。

◇尹大統領の支持率25% 与党35%・最大野党30%

 世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1000人を対象に9~11日に実施した調査の結果、尹錫悦大統領の支持率は前週より1ポイント下がった25%だったと発表した。不支持率は4ポイント上がった68%となった。政党支持率は保守系与党の「国民の力」が前週に比べ2ポイント上昇した35%、革新系最大野党「共に民主党」は1ポイント上がった30%となった。

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