パリ五輪の韓国選手団が結団式 闘志新たに

【ソウル聯合ニュース】26日に開幕するパリ五輪に出場する韓国選手団の結団式が9日、ソウル・オリンピック公園オリンピックホールで行われ、選手らは闘志を新たにした。

 結団式には韓悳洙(ハン・ドクス)首相、柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官、2008年北京五輪女子重量挙げ金メダリストの張美蘭(チャン・ミラン)文化体育観光部第2次官、大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長などが出席した。

 韓首相はあいさつで、「パリ五輪に向けて力強く出発する皆さんを心からお祝いする」とし、厳しい練習を終えて世界の頂点に挑む選手の情熱と闘志に拍手を送ると述べた。

 そのうえで、韓国代表がこれまで五輪で強靭な精神力と優れた技量で国威発揚に寄与してきたとし、「次は皆さんの番だ。韓国国民はすべての選手を熱烈に応援し、政府は全力を尽くして支援する」と約束。「長い時間磨き上げてきた技量を思う存分披露してほしい」と健闘を祈った。

 大韓体育会の李会長は暑さや食べ物など様々な困難が伴うと思われるが、正々堂々と目標を達成することを願うと呼び掛けた。

 フランス・パリで開かれる「第33回夏季五輪」は26日に開幕し、8月11日まで熱戦が繰り広げられる。

 206カ国・地域から約1万500人の選手が32競技329種目でメダルを争う。

 韓国からは144人の選手が22競技に出場する。監督やコーチ118人を合わせ選手団は262人となった。

 ハンドボール女子を除く団体球技の不振により、韓国選手団は1976年のモントリオール大会以降の夏季では最少規模となった。

 韓国は金メダル5個以上、15位以内を目標に掲げる。

  韓国選手団は、それぞれの競技日程に合わせて来週から順にパリに向かう。

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