尹大統領 日本など約10カ国首脳と2国間会談へ=NATO会議機に

【ホノルル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、10~11日に米ワシントンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、日本を含む10カ国以上の首脳との2国間会談を推進している。大統領室が9日(現地時間)、伝えた。

 大統領室の高官は記者団に対し、ドイツ、カナダ、オランダ、スウェーデン、チェコ、フィンランド、日本、ノルウェー、英国と調整が進んでいるとした上で、最終的に増減する可能性があると説明した。当初は5カ国以上との2国間会談を実施するとしていた。

 尹大統領と日本の岸田文雄首相の会談が実現すれば、事実上の軍事同盟に格上げされたロ朝条約や北朝鮮の相次ぐ軍事挑発への対応策を含む北東アジア情勢を巡って意見交換が行われる見通しだ。

 ただ、バイデン米大統領を交えた韓米日首脳会談が開催されるかどうかは不透明な状況だ。

 尹大統領と岸田首相の直近の会談は、5月26日にソウル・竜山の大統領室庁舎で行われた。当時、岸田首相は韓中日首脳会談に出席するため訪韓していた。 

 また、両首脳は昨年11月16日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれた米サンフランシスコでも対面した。

 一方、10日に予定されていた尹大統領とNATOのストルテンベルグ事務総長の会談は11日に変更された。

 尹大統領はNATO首脳会議とインド太平洋地域のパートナー国(IP4)と位置付ける韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国首脳会議のほか、12の行事に出席する予定だ。

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