パリ五輪に警察官31人派遣へ 合同パトロールなどで安全維持=韓国警察庁

【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は8日午後、ソウル市内の庁舎で「2024年パリ五輪・パラリンピック安全支援団」の発足式を開催した。駐韓フランス大使、外交部、文化体育観光部など関係機関が出席した。

 パリ五輪・パラリンピックは今月26日から9月8日まで、パリを含むフランスの16都市で開催される。

 韓国警察は同期間に警察官31人をフランスに派遣する。フランス政府は今年2月、五輪の安全維持のため各国政府に警察官の派遣を公式要請した。

 派遣される警察官は「韓仏現場安全支援チーム」としてフランス警察と共に競技場の内外をパトロールするほか、韓国人が関係する事件・事故の対応や国内と現地の法執行機関の連絡役などを担う。警察庁によると、安全支援チームは公募に志願した計149人の中から現場経験の豊富なベテラン警察官が選ばれた。  

 警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長は「世界人の祝祭である五輪が平和で安全に行われるよう寄与し、韓国警察の優秀さを世界に広めてほしい」とあいさつした。

 警察庁は五輪期間中、安全支援チームをサポートし、フランス安全当局との連絡体制を維持するため、警察庁の金東権(キム・ドングォン)国際協力官を団長とする「パリ五輪安全支援タスクフォース(TF)」も運営する。

 警察庁の関係者は「現地に派遣された警察官に対する支援はもちろん、現地の法執行機関と韓国政府間の24時間直通回線を運営して安全情報をリアルタイムで共有し、有事の際に迅速に対応する方針だ」と説明した。 

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