韓国野党・共に民主党の金星煥(キム・ソンファン)議員は5日、放送通信委員長に指名された李真淑(イ・ジンスク)元大田MBC社長の過去と現在の写真を比較し「別人かと思った」とフェイスブックに投稿した。この投稿はすでに削除されている。
【Photo】金議員がフェイスブックに投稿した李真淑氏の2枚の写真
金星煥議員は李真淑氏の2枚の写真を投稿し「李真淑放送通信委員長候補者の過去と現在の写真。別人かと思った」と書き込んだ。今月4日に竜山の韓国大統領室で行われたブリーフィングで、李真淑氏が放送通信委員長候補者に指名された感想を語る時の様子と、2019年に当時の自由韓国党への入党人材として活動していた当時の写真を比較したのだ。この投稿をめぐって政界では「ネット上で外見を指摘するのは不適切」との声が相次いだ。
金洪一(キム・ホンイル)前放送通信委員長の後任に李真淑氏が指名されたことを受け、共に民主党はあらためて弾劾を予告するなど攻勢を強めている。同党の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は同日開催された最高委員会議で「李真淑氏はMBCを李明博(イ・ミョンバク)政権に上納しようとした金在哲(キム・ジェチョル)元MBC社長の口であり、分身のような人物だった」「当時から多くの言論を弾圧し、梨泰院惨事陰謀論まであおった恥ずべき経歴を持つ人物だ」などと批判した。李真淑氏を指名した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対して朴賛大院内代表は「公営放送の黒歴史を作った張本人であり、メディアを掌握しようとした人物を放送通信委員長に就任させるとは、頭がおかしいのではないか」と発言した。
チュ・ヒヨン記者