韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)前代表に今年1月に刃物で切りつけたとして起訴された被告の男(67)に懲役15年の判決が言い渡された。釜山地裁刑事第6部は5日、連続判決公判でこの被告に懲役15年を言い渡し、保護観察5年を命じた。
また、犯行を手助けした殺人未遂ほう助などで起訴された男(75)には懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
同地裁は「国会議員選挙前に被害者を攻撃することにより選挙の自由を妨害したのは、自由民主的基本秩序に対する社会的合意と信頼を甚大に破壊する行為だ」とした上で、「いかなる理由でも正当化できず、厳罰の必要性は非常に高い」と判決理由を述べた。
さらに、「被害者の日程に従って5回犯行を試み、刃物で首を刺す練習をするなど、2023年4月からの9カ月間にわたり、執拗(しつよう)かつ綿密に殺害計画を立ててこれを実行している」と説明した。
67歳の被告の犯行を手伝った75歳の被告については、正犯とほう助の故意がいずれも認められると判断した。
チ・ジョンヨン記者