海兵隊員殉職事故巡る特別検察任命法案が再可決 野党が強行採決=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国で昨年海兵隊兵士が殉職した事故に絡んで捜査に圧力がかけられた疑惑について、政府から独立した特別検察官の任命・捜査に向けた特別法案が4日、国会本会議で再可決された。

 同法案は5月に任期を終えた議員による第21代国会でも最大野党「共に民主党」が単独で可決させたが、大統領の拒否権行使による再採決で5月28日に否決され廃案となっていた。

 共に民主党が今国会で改めて同法案を提出したことを受け、与党「国民の力」は3日午後から演説を長時間続けて議事進行を妨げる「フィリバスター」で対抗したが、共に民主党がフィリバスターの終結を求める動議を国会議長に提出。提出から24時間後以降に行われる採決で在籍議員(定数300)の5分の3以上が賛成したためフィリバスターの終結が宣言された。

 フィリバスター終結後に行われた採決の結果、同法案は賛成189票反対1票で可決した。

 国民の力の所属議員らはフィリバスターの強制終結と同法案の強行採決に反発して採決を退席した。

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