◇ソウル9人死亡事故 地裁が運転手の逮捕状棄却
ソウル中心部の地下鉄市庁駅近くの交差点で車が歩道に突っ込み歩行者ら9人が死亡した事故で、ソウル南大門警察署は4日、ソウル中央地裁が運転していた60代後半の男の逮捕状を棄却したと明らかにした。同警察署によると、地裁は「(男が)出頭に応じない理由、もしくは逮捕の必要性を断定するのは難しい」と説明した。男が入院して治療を受けており、警察の保護を受けているため、逮捕状を棄却したとみられる。
◇尹大統領 環境相・放送通信委員長・金融委員長候補を指名
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、環境部長官候補に金ワン燮(キム・ワンソプ)元企画財政部第2次官(56)、放送通信委員長候補に李真淑(イ・ジンスク)元大田MBC社長(63)、金融委員長候補に金秉煥(キム・ビョンファン)企画財政部第1次官をそれぞれ指名した。鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長が記者会見で発表した。
◇韓国人74%が「1年以内にメンタルの不調経験」 前回調査から増加
国立精神健康センターは、15歳以上69歳以下の国民3000人を対象に行ったオンライン調査の結果、この1年間に深刻なストレスや持続的な憂鬱(ゆううつ)感などメンタルの不調を経験したと答えた人が73.6%に上ったと発表した。2022年の前回調査から9.7ポイント上昇した。同センターは16年から、国民のメンタルヘルス政策策定の基礎資料を提供するために調査を実施しており、22年からは隔年で行っている。
◇患者団体が抗議集会 治療受ける権利の保障求める
大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発し、医師らが一斉休診を続ける中、韓国乳がん患者総連合会、韓国患者団体連合会など92の患者団体がソウル市内で医師の一斉休診撤回と再発防止法の制定を求める集会を開き、医療界と政府に対し治療を受ける権利を保障するよう求めた。集会には警察・主催側の推計で約400人の患者と家族、一般市民が参加した。