【仁川聯合ニュース】海洋産業の未来戦略を模索する第5回「仁川国際海洋フォーラム」が4日、韓国・ソウル近郊、仁川の松島コンベンシアで開幕した。5日まで。
海洋水産部と仁川市が共催し、仁川港湾公社と国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが共同主管する。
この日の開会式では同フォーラムの委員長を務める仁川大の朴鍾泰(パク・ジョンテ)総長が開会のあいさつを行い、仁川市の劉正福(ユ・ジョンボク)市長、海洋水産部の金晟範(キム・ソンボム)海洋政策室長、仁川港湾公社の李瓊揆(イ・ギョンギュ)社長が歓迎のあいさつを、聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長が祝辞を述べた。
康徒衡(カン・ドヒョン)海洋水産部長官のあいさつが金海洋政策室長によって代読され、その中で康氏は「今回のフォーラムでわが国の海洋産業の不確実性を克服し、地域の懸案解決にも寄与する慧眼(けいがん)が多く提示されることを願う」と期待した。
劉市長は「仁川だけでなく韓国の成長を語る時、海と海洋港湾を除いては考えられない」として「われわれの大切な資産を未来発展エネルギーにしていくようフォーラムが大きな役割を果たすことを期待する」と話した。
成社長は「絶えない紛争と気候危機など国際イシューは海洋産業の脅威要素として位置づけられているが、いつもそうしてきたように『共生可能な海洋経済』を達成するために努力する」とし、「新しい海の未来を作っていく旅程に私たちも参加する」と強調した。
開会式後には世界的ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の著者で生物地理学者のジャレド・ダイアモンド氏が「過去、現在、そして未来の海」というテーマで講演を行った。
今年のフォーラムは「現在の海、未来の海洋」がメーンテーマ。9カ国・地域の海洋分野の専門家33人が海運物流・スマート港湾・港湾エネルギー・海洋観光・海洋環境の5セッションと特別セッションに参加して討論を行う予定だ。
フォーラムの様子は公式ホームページとユーチューブを通じて配信される。