ソウル市瑞草区の超高級マンション「盤浦Xi(ジャイ)マンション」で金塊騒動が巻き起こり、話題になっている。先月27日午後3時30分、資源ゴミ収集場の掃除をしていた職員がCDプレーヤーのケースを発見した。あまりにも重すぎるので中を見てみると、ゴールドバー(インゴット、金の延べ棒)が入っていたという。管理事務所はゴールドバーの所有者を探すため、翌日、同マンションの全棟に告知文を掲示した。「ゴールドバー拾得にともなう告知」というタイトルの文で、管理事務所は「CDプレーヤーを捨てたご入居者は生活支援センターに連絡し、確認手続きを経てゴールドバーをお受け取りください」と書いた。所有者ではない人物が詐取するのを防ぐため、「CDプレーヤーを捨てた資源ゴミ収集場の位置やケースの形を教えてください」とも書いている。
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1日、70代の男性入居者が「所有者は私だ」と言って名乗り出た。この男性は管理事務所に来てケースの形を説明し、本当の所有者だと判断されたためゴールドバーを受け取ったという。同マンション内では「配偶者に隠していたヘソクリなのだろうか」「過去の政権の秘密資金ではないか」「犯罪で手に入れて隠し持っていたのかもしれない」などのウワサも流れたが、所有者は「間違って資源ゴミ収集場に捨ててしまった」と告げたとのことだ。同マンションは今年2月、専用面積244平方メートルが73億6000万ウォン(現在のレートで約8億6000万円)で取り引きされ最高価格を更新した。今回の金塊騒動についてインターネット上では「最高価格のマンションにおける資源ゴミ収集場の威厳」といった反応もあった。
ク・アモ記者、キム・ビョングォン記者