【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が3日発表した6月末の外貨準備高は4122億1000万ドル(約66兆6260億円)で前月末から6億2000万ドル減少した。4月から3カ月連続での減少。外国為替平衡基金債券(外平債:外貨資金の需給調節を目的とした債券)の満期償還や対ドルでの行き過ぎたウォン安を是正するための為替介入などが影響した。
韓国銀行の関係者は金融機関の外貨預金は増えたものの、外平債の満期償還や国民年金公団との通貨交換(スワップ)による一時的な減少、米ドル高によるドル以外の通貨の外貨建て資産のドル換算額の減少などが重なったことが影響したと説明した。
項目別では、預金は244億3000万ドルで前月より59億4000万ドル増えたが、有価証券は3639億8000万ドルで64億4000万ドル減少した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は146億5000万ドルで1億ドル減少した。金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。
韓国の外貨準備高は5月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆2320億ドル)、2位は日本(1兆2316億ドル)、3位はスイス(8881億ドル)だった。