【ソウル聯合ニュース】韓国国会は2日から3日間、5月末に任期が始まった第22代国会で初となる対政府質疑を行う。政治、外交、統一、安全保障分野からスタートする。
革新系最大野党「共に民主党」は韓悳洙(ハン・ドクス)首相や申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官に対し、昨年の水害で行方不明者を捜索中だった海兵隊員が殉職した事故に絡んで捜査に圧力がかけられた疑惑を追及し、政府から独立した特別検察官に捜査させる法案の成立を迫る見通しだ。保守系与党「国民の力」は捜査中の事案について特別検察官に捜査させるのは適切ではないとしながら、外交・安保懸案の質疑に集中する方針とされる。
共に民主党は対政府質疑が終わり次第、同法案を本会議に提出して採決する方針で、国民の力は演説を長時間続けて議事進行を妨げる「フィリバスター」で対抗することを検討している。