【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子で最大の労組である全国サムスン電子労働組合が1日、全面ストライキを宣言した。
同労組によると、半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門トップの全永鉉(チョン・ヨンヒョン)部門長(副会長)との懇談会で全社員への休暇1日付与と2024年の年俸交渉に署名していない組合員に対する正当な補償を求めたが、会社側は受け入れなかったという。
これを受けて労組は直ちにストライキに突入すると表明した。労組委員長は「われわれの要求が貫徹される時まで無賃金・無労働の全面ストで闘争する」と述べた。
労使は賃上げ率や休暇制度などを巡って1月から交渉を続けていたが決裂。労組は5月末にサムスン電子創業以来で初となるスト実施を宣言し、先月7日に一斉に有給休暇を取得する形で初のストを行った。