【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルス禍が収束した昨年、新型コロナ感染症を除く感染症の患者が急増したことが分かった。
疾病管理庁が発表した「2023感染症申告現況年報」によると、昨年の新型コロナ感染症を除く全数把握法定感染症(1~3級)の届け出患者数は10万9087人で、22年(9万2831人)より17.5%増加した。
同庁は、昨年6月1日に新型コロナの感染症危機警戒レベルが最も高い「深刻」から「警戒」に引き下げられ、野外活動が活発になったことが影響したとの見方を示した。
主に水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、百日咳、猩紅熱(しょうこうねつ)の患者が増加した。海外旅行者数の増加に伴い、蚊が媒介するデング熱、マラリアの患者も増えた。結核、A型肝炎、C型肝炎、エイズの患者は減少傾向を示した。
新型コロナ感染症を除く法定感染症の患者数は前年比で増加したが、新型コロナ流行前の2019年に比べると40.3%少ない。18年は19万5641人、19年は18万2570人だった患者数は新型コロナ流行後に急減したが、少しずつ増加している。