【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースは28日、ソウルで「朝鮮半島未来シンポジウム」を開催する。統一部との共催。米国と中国の戦略的競争の激化や北朝鮮とロシアの軍事同盟強化などで北東アジア情勢が刻々と変化するなか、「韓米日三角協力の現状と課題」をテーマに韓米日の要人や専門家が論議を繰り広げる。
聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長が開会のあいさつを、金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官が歓迎のあいさつを行い、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長、韓悳洙(ハン・ドクス)首相、米国のゴールドバーグ駐韓大使、日本の水嶋光一駐韓大使、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長らが祝辞を述べる。
申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官、米国家安全保障会議(NSC)のミラ・ラップフーパー上級部長(東アジア・オセアニア担当)、コプロウスキ在韓米海軍司令官の特別講演、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官の基調演説も行われる。
セッションでは金塾(キム・スク)元国連大使、李政勲(イ・ジョンフン)統一未来企画委員長が座長を務める。
「グローバル複合危機と北東アジア情勢の変化の中、韓国の選択は」をテーマにした第1セッションでは、ロバート・ケリー釜山大教授(政治外交学)と杉山晋輔・元日本外務省事務次官、与党「国民の力」の金健(キム・ゴン)国会議員、最大野党「共に民主党」の洪起元(ホン・ギウォン)国会議員がそれぞれ発表する。
第2セッションは「二つの国を宣言した北朝鮮…南北関係の突破口を見いだせるか」というテーマで行われ、黄太熙(ファン・テヒ)統一部協力局長、李昊リョン(イ・ホリョン)韓国国防研究院安保戦略研究センター長、キム・インテ国家安保戦略研究院首席研究委員、金永煥(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員が発表者として参加する。
同シンポジウムは国内外の専門家と政官界の関係者が集まって朝鮮半島情勢を診断し、多様な解決策を提示する。聯合ニュースと統一部が2015年から毎年開催している。