韓米日 複数領域での共同訓練を27~29日に初実施

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、韓国と米国、日本による複数領域での新たな共同訓練「フリーダム・エッジ」が27~29日に南部・済州島の南の公海上で実施されると発表した。北朝鮮とロシアが同盟に近い条約を締結するなど軍事的な協力関係を深める中、韓米日3カ国が連携の強化をアピールする狙いがある。

 3カ国は昨年8月の首脳会談で複数領域での共同訓練を実施することで合意。今月初めに開かれた3カ国国防相会談で実施計画を確認した。

 訓練は陸海空やサイバーなど複数領域で実施される。韓米合同訓練「フリーダム・シールド」と日米訓練「キーン・エッジ」を合わせた名称で、韓米同盟と日米同盟に基づき3カ国の軍事協力を一層発展させるという意味を持っている。合同参謀本部は「3カ国の相互運用性を向上させ、朝鮮半島を含むインド太平洋地域の平和と安定のため自由を守っていくという意志を込めた訓練」と説明した。

 3カ国は海上ミサイル防衛や対潜水艦戦、防空戦、捜索救助、サイバー防衛などの訓練を行う。米海軍からは先週、韓国南部の釜山作戦基地に入港した原子力空母「セオドア・ルーズベルト」やイージス駆逐艦、海上哨戒機(P8)などが、韓国海軍からはイージス駆逐艦や戦闘機(KF16)など、日本の海上自衛隊からはイージス駆逐艦や海上哨戒機(P1)などが参加する。

 合同参謀本部は「韓米日はフリーダム・エッジを拡大していくことを申し合わせた」と明らかにした。

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