北朝鮮 3日連続で「汚物風船」=約70個が韓国に落下

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、北朝鮮が26日夜に韓国に向けてごみなどをぶらさげた約180個の「汚物風船」を飛ばし、約70個がソウルや京畿道北部などに落下したと明らかにした。

 風船にぶら下げられた中身はほとんどが紙くずで、有害物質はなかった。ただ、風船は約10キロのごみをぶら下げており、落下すれば危険だとして注意を呼びかけた。

 北朝鮮は韓国の脱北者団体が北朝鮮を非難するビラなどをくくりつけた大型風船を飛ばしたことに反発し、5月28日から風船を散布している。これまでの約1カ月間に7回飛ばした。今月24日からは3日連続で風船を散布している。

 韓国軍は対抗措置として9日、南北軍事境界線付近で拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を実施したが、その後は行っていない。韓国軍合同参謀本部の関係者は「心理戦の(宣伝)放送をすぐに実施できる準備はできている」として、「戦略的・作戦的な状況に応じて柔軟に行う。(報復は)北の行動にかかっている」と述べた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい