来年のAPECは慶州で…20年ぶり韓国開催

仁川と済州を破り事実上決定

来年のAPECは慶州で…20年ぶり韓国開催

 2025年に韓国で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催都市が慶尚北道慶州市に事実上決まった。APEC首脳会議は2005年に釜山で開催されて以来、韓国での開催は20年ぶりとなる。

【Photo】2023年APECで岸田首相と握手を交わす尹大統領

 韓国外交部(省に相当)が20日に明らかにした。それによるとAPEC首脳会議開催都市選定委員会は同日4回目の会合を開き、APEC首脳会議準備委員会に慶州を開催都市として推薦することを決めた。選定委員らはこれまでの議論や評価に基づき、国や地域発展の貢献度、文化・観光資源などさまざまな方面で優れた慶州が候補都市として最適との決定を多数決で下した。準備委員会は選定委員会の推薦を受け今月中に開催都市を正式決定する。

 APECは世界最大の地域・経済協力会議だ。1989年に発足し、1993年から首脳会議に格上げされた。加盟21カ国の人口は30億人で、これは世界全体の40%に相当する。経済面でも世界のGDP(国内総生産)の62%、貿易規模は50%を占める。

 選定委員会は先月の会議で慶州の他に、名乗りを上げていた仁川広域市、済州特別自治道の3都市を候補地とし、計画に基づいて調査団を現地に派遣するなど検討を行ってきた。今回の会議で選定委員会は開催都市選定基準に基づき、3都市から提出された誘致申請書、現地調査の結果、第1-3回会議での議論、各都市の誘致計画などを総合的に検討し議論を行った。事実上の決定を受け慶州市の朱洛栄(チュ・ナクヨン)市長は「開催までに徹底した準備を行い、これまでで最も成功した会議と言われるようにしたい」とコメントした。

キム・ミンソ記者

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