韓米日協力の現状と課題を議論 ソウルで28日にシンポ

【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースは20日、ソウル市内のホテルで28日に「朝鮮半島未来シンポジウム」を開催すると発表した。

 統一部と共催し、今年で10回目を迎えるシンポジウムは、「韓米日三角協力の現状と課題」をテーマに開かれる。 

 開会式では金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官があいさつし、申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官、コプロウスキ在韓米海軍司令官が特別講演、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官が基調演説を行う。  

 セッションでは金塾(キム・スク)元国連大使、李政勲(イ・ジョンフン)統一未来企画委員長が座長を務める。

 「グローバル複合危機と北東アジア情勢の変化の中、韓国の選択は」をテーマにした第1セッションでは、ロバート・ケリー釜山大教授(政治外交学)と杉山晋輔・元日本外務省事務次官、与党「国民の力」の金健(キム・ゴン)国会議員、最大野党「共に民主党」の洪起元(ホン・ギウォン)国会議員がそれぞれ発表する。

 第2セッションは「二つの国を宣言した北朝鮮…南北関係の突破口を見い出せるか」というテーマで行われ、黄太熙(ファン・テヒ)統一部協力局長、李昊リョン(イ・ホリョン)韓国国防研究院安保戦略研究センター長、キム・インテ国家安保戦略研究院首席研究委員、金永煥(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員が発表者として参加する。

 聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長は「地球のあちこちで衝突と対立が絶えず、北東アジアの安全保障情勢は不安な状況」だとして「今回のシンポジウムがわれわれの未来を先導する賢明な解決方法を導出する意味ある場になることを願う」と述べた。

 シンポジウムには禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長、韓悳洙(ハン・ドクス)首相をはじめ、政官界・財界関係者が多数出席する予定だ。

 朝鮮半島未来シンポジウムは国内外の専門家と政官界の関係者が集まって朝鮮半島情勢を診断し、多様な解決策を提示する行事で、聯合ニュースと統一部が2015年から毎年開催している。

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