共に民主・李在明代表、「愛玩犬」発言巡り「メディア全体への批判として誤解させたのであれば遺憾」

 韓国の進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が18日、メディアのことを「愛玩犬」と呼んだ自らの最近の発言について「時間の制約などで一部のメディアの問題点をもう少し鮮明に表現することができず、メディア全体への批判として誤解させたのであれば私の至らぬせいであって、遺憾に思う」と表明した。

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 李代表は最近、下着大手サンバンウルの違法対北送金事件の捜査についてメディアが偏った報道を行っているとして、メディアのことを「検察の愛玩犬」と呼んだ。その後、民主党議員らが「記レギ(記者+スレギ〈韓国語でごみという意味〉)」などの表現で再びメディアを攻撃し、論争が拡大していた。6月17日に韓国記者協会・全国言論労組・放送記者連合会は「言論人に対する過度な妄言を謝罪せよ」という声明を発表した。

 すると李代表は18日、フェイスブックを通して「大多数の言論人は監視犬の責務で、真実と正義を見いだすために努力していることはよく知っている」として遺憾を表した。そう述べつつも、李代表は自身の「愛玩犬」発言について「一部メディアの実在する愛玩犬、警備犬の動きを指摘したもの」だとした。李代表は「言論団体の声明も愛玩犬の動きを見せる誤ったメディアを擁護しようとするものではないと信じる」「指ではなく月を見てほしい」と主張した。

 一方、改革新党のチョン・ハラム院内代表は18日、李代表の「愛玩犬」発言を擁護して「記レギ」という表現でメディアを非難した梁文錫(ヤン・ムンソク)民主党議員を、国会倫理委員会に提訴したいと表明した。チョン院内代表は「憲法機関としての品位を失墜させる発言」と指摘した。倫理委提訴のためには議員20人以上の賛成が必要だ。チョン院内代表は「(保守系与党の)国民の力の積極的な賛意があるだろう」としつつ「民主党からも義人が出ればと思う」と述べた。

金慶和(キム・ギョンファ)記者

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  • ▲李在明・共に民主党代表が6月14日、ソウル市瑞草区のソウル中央地裁で開かれた公職選挙法違反事件の公判に出廷する際に見解表明を行っているところ。/ニュース1

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