文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の配偶者・金正淑(キム・ジョンスク)夫人が17日、与党・国民の力所属の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)議員を名誉毀損(きそん)で警察に告訴した。
【Photo】一般観光客の出入りが一時規制されたタージマハルで記念写真を撮影する金正淑夫人
これは、文政権時代に青瓦台(大統領府)国政状況室長を務めた最大野党・共に民主党の尹建永(ユン・ゴンヨン)議員が同日午後、プレスリリースで「金正淑夫人が裵賢鎮議員に対する告訴状をソウル永登浦警察署に提出した」と明らかにしたものだ。
告訴の理由について、尹建永議員は「裵賢鎮議員はメディアなどを通じて虚偽事実を流布し続け、金正淑夫人の名誉をひどく毀損した」と説明した。
金正淑夫人の2018年11月インド単独訪問に関して、裵賢鎮議員は22年の国政監査で「セルフ招待」などの疑惑を提起したのに続き、今も関連疑惑を提起し続けている。
裵賢鎮議員はこの日、交流サイト(SNS)の自身のアカウントに「検察による本格捜査の記事が相次いでいるので気が気でないようだ。企画財政部(省に相当、以下同じ)、文化体育観光部、外交部の3部署の保管文書に記載されている部分のうち、どの部分が虚偽なのか、検察の捜査をきちんと受ければおのずと明らかになるだろう」と反論した。
インド訪問に関して、金正淑夫人は昨年12月、国民の力所属の李鐘培(イ・ジョンベ)ソウル市議会議員から職権乱用・権利行使妨害などで検察に告発されている。
チョン・ミンジン記者