地下鉄車内で爆睡、隣の客にもたれかかる改革新党・李俊錫代表の写真巡り韓国ネット民の反応さまざま

 韓国与党「国民の力」の元代表で新党「改革新党」の代表を務める李俊錫(イ・ジュンソク)議員が、退勤時に地下鉄車内で居眠りをする姿がインターネット上に出回った。これを巡り、ネットでは「見せかけだけの政治ショーだ」「ショーでもやってろ」などさまざまな反応が見られた。

【Photo】シェアサイクルで登院する李俊錫議員

 李議員に対する支持勢力らで構成される「エフエムコリア」などインターネットのコミュニティーサイトには、李議員が地下鉄車内で隣の男性の肩にもたれて居眠りをする写真が投稿された。写真を見ると、李議員はスーツにスニーカーという姿でカバンを前に抱えたまま眠っているようだ。頭を完全に隣の乗客の肩に乗せてしまったため、乗客は肩を軽く振り払うような仕草をしていた。

 写真の中の李議員は、前日行われた記者会見に出席したときの服装と全く同じだ。李議員は前日午後、海兵隊前捜査団長の公判に先立って行われた記者会見に出席した。

 この写真は「李俊錫 地下鉄でグッタリ」「李俊錫の近況」などのタイトルでインターネットで拡散され、ネットユーザーの間ではさまざまな反応が飛び出した。一部では「見せかけだけの政治ショー」「庶民の日常を本人の認知度アップのためのショーに利用するな」など批判的な反応を示した。一方で「他の国会議員らはそれらしいフリだけでもするべきだ」「ショーかもしれないが、少なくともあの時間には庶民の生活を肌で感じられたと思う」「演出だとしても、人間的だ」などの意見もあった。

 李議員は今年4月の総選挙で当選し、改革新党の議員として国会入りしたが、補佐陣はほとんどが1990年代生まれで、随行スタッフや専属運転手を務める人はいないだろうと述べていた。李議員は当時、あるメディアとのインタビューで「合計9人の補佐官と秘書官を採用する予定」だとして「4級補佐官2人は70年代生まれだが、5級以下の秘書陣7人は全員90年代生まれ」と説明した。「随行スタッフや専属運転手を務める人はいないだろう。政策などの面でまともに役割をこなせる人材を中心に(補佐陣を)構成したい」とも話した。

 李代表は、国民の力の代表を務めていた当時も公共交通機関やソウル市の公共自転車レンタルサービス「タルンイ」を利用していたという。李議員は、国民の力の代表だった時にテレビのインタビューで「地方に行く場合は専用車を使うことになると思うが、ソウル市内でのスケジュールならできる限り従来のスタイルを続けたい」と話していた。

パク・ソンミン記者

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  • ▲地下鉄で居眠りする改革新党の李俊錫議員。/インターネットのコミュニティーサイト
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