プーチン氏の訪朝 「結果次第で必要な対応措置」=韓国外相

【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は16日、テレビ番組に出演し、ロシアのプーチン大統領の訪朝について、「朝鮮半島の平和と安定を阻害する方向で(ロ朝の)議論が行われてはならないという立場を明らかにし、警告メッセージをロシア側に明確に伝えた」として、「どのような合意が行われるか見守るべきだが、結果次第では必要な対応措置を取る」と述べた。

 韓国の大統領室高官は12日、プーチン大統領が数日内に北朝鮮を訪問するとの見通しを示していた。

 趙氏は北朝鮮とロシアがウクライナ戦争を機に双方の必要性から接近した側面があり、その結果としてプーチン大統領が訪朝するとの認識を示し、「ロ朝協力が長期的・戦略的な協力関係につながるか、必要による一時的・戦術的な協力にとどまるかは見守るべきだ」との見解を明らかにした。プーチン大統領が訪朝し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と会談すれば、国連安全保障理事会決議に反する軍事協力が議題になるとの見方が出ている。

 一方、趙氏は今週開かれる中国との外交安全保障戦略対話に関し、「互いに違いを認めながら対立の要因を最小限に抑える努力が必要で、今後、そのような方向で協力していく」と述べた。

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