【ソウル聯合ニュース】韓国政府と与党「国民の力」は１３日、国会で政府・与党協議会を開き、昨年１１月から禁止している国内上場株の空売りを来年３月以降に全面再開することを決めた。国民の力の鄭点植（チョン・ジョムシク）政策委員会議長が記者会見で明らかにした。
空売りは、株価が下落すると予想し、所有していない株式を他から借りて売り、値下がりした時点で買い戻して利益を得る投資。主に機関投資家や外国人投資家が手がける。
借りた株式の返済期限はなく、個人投資家が不利になるとの指摘があったことから、政府と与党は返済期限の延長を９０日（３カ月）単位で４回限りとし、１２カ月以内に返済するよう制限を設けることを決めた。
また、政府と与党は違法な空売りに対する処罰と制裁を大幅に強化する。罰金は不当に得た額の３～５倍から４～６倍へと引き上げ、規模に応じて懲役刑を加重できるようにするなど、刑事罰を強化する。
政府と与党は、現在一時的に行っている空売り禁止措置を取引所の違法空売り防止システムの構築が完了する来年３月以降まで維持する。
これにより、韓国証券市場での空売り禁止は少なくとも１年４カ月以上続くことになった。